教学入門

煩悩即菩提 と 生死即涅槃 の法理

任用試験の「煩悩即菩提と生死即涅槃の法理(教学入門)」について、要点を述べています。

即身成仏の法理(ほうり)を、別の角度から現したものが「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」 と 「生死即涅槃(しょうじそくねはん)」です。

煩悩即菩提

煩悩におおわれた苦悩の身が、そのまま菩提の智慧に輝く自在の身となる。という法理を「煩悩即菩提」と言います。苦悩の身の上が、自由自在の身の上になるのです。

生死即涅槃

生死(しょうじ)によってもたらされる苦しみの境涯にある生命も、御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱えていくことで、仏の覚りによって得られる安穏な境涯(涅槃:ねはん)を開き顕していける。という法理を「生死即涅槃」と言います。苦しみの境涯が、安穏な境涯になるのです。

生死(しょうじ)によってもたらされる苦しみ、とは、生きていく上でのありとあらゆる苦しみのことです。

誰人にも「もたらされる」生きていく上での苦しみや悩みも、南無妙法蓮華経のお題目を信じて唱えることで、自由で安穏な境涯に変わっていけるのです。

※ 任用試験の「煩悩即菩提」と「生死即涅槃」については、以上の概要を覚えましょう。以下の記事はご参考まで。

小乗教と呼ばれる低い教えでは、あらゆる苦悩の原因は自身の煩悩にあると説き、煩悩を消滅させる厳しい修行を行い、最終的には煩悩を完全に無くした境地を目指します。このような修行のあり方は心身を消滅させるので、「生命自体の否定」となってしまいます。

釈尊は人間の生命の中に煩悩と共に、これを乗り越えコントロールできる、偉大なる「善性の心=仏の生命」を発見し、法華経において「仏の生命」による生き方を説いているのです。

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